40歳を過ぎたらオヤノコト

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「そろそろ親のこと、自分のこと・・・」今から親子で考えたいこれからの暮らし Vol.3 親が元気なうちから考えたい親の住まい、賢い老人ホーム入居。

40~50代になると「離れて暮らす親のことが心配」、という人も多いと思いますが、
特に不安が増すのは両親のどちらか一方が亡くなり、一人暮らしになった時のようです。
また、今回のような連休などで久しぶりに会った親の状態の変化に驚いて、「なにから対策をしたらよいか」とご相談にお越しになる方も多くいらっしゃいます。

まずは、今住んでいるお宅のリスクをつぶしていく

以前、「オヤノコト」®相談室にみまもりサービスの件でご連絡してこられた方は、お父様のお葬儀の最中でした。家族・親族みんなで会った際に、このあとお一人暮らしとなるお母様のことをみなさんとお話され、まずはお母様が安心して暮らせるようにと、みまもりサービスの導入を検討されました。
こちらはとても極端なタイミングだと思われる方も多いかと思いますが、ご自宅にひとりで暮しているお父様、お母様には様々なリスクが潜んでいます。

例えば、階段や玄関の段差、手すりの無いお風呂やトイレなど、転倒やヒートショックなどの事故、さらには押し売り、押し買い、特殊詐欺など、昨今は高齢者がひとりで暮らしていくのは本当に物騒な時代になりました。

また、お料理が得意だったお母様が、帰省してみたらスーパーのお惣菜で食事を済ませるようになっていた、なんてこともありますよね。
でも、高齢者こそ栄養のバランスが大切です。

低栄養になってしまうと、病気にかかりやすくなりますし、先にも書いたとおり、リビングのちょっとした段差など、自宅内での転倒で寝たきりになってしまうことは日常茶飯事であることも知っておきましょう。

そこで考えておきたいのが親のこれからの住まいのこと。
介護保険を申請して介護認定が下りれば、20万円までの住宅改修は自己負担1~3割でできるので、まずはケアマネジャーさんと相談して実家を改修してリスクを減らすということも考えておきたいものです。
なお、自治体によっては、要介護認定で非該当となった方を対象に「住宅改修予防助成事業」というものもあります(自治体によって名称は若干異なります)。
例)東京都豊島区:手すりの取り付け・床段差の解消及び調整・引き戸等への扉の取り替え・滑りの防止、移動の円滑化のための床材の変更・洋式便器等の便器の取り替え等
助成限度額は200,000円(助成金額の1割、2割または3割が自己負担)。

とは言え、「オヤノコト」®相談室で最近多いのは「親を自分の住んでいる近くに呼び寄せたい」「親の老人ホームを探したい」というご相談です。
どんなに対策しても、遠距離介護には限界もありますし、100%のリスクヘッジも出来ません、ましてや親御さんに毎日電話やメール、LINEで安否確認するのもストレスですから、呼び寄せなどのニーズが高まっていることは当然の流れと言えば当然なのかもしれません。

親を呼び寄せるときには、3年、5年、10年先のことを考えて

呼び寄せの際に注意したいのは、親御さんにどこに住んでもらうかです。
まず、同居という住まい方はライフスタイルも異なりますので、あまりお勧めはしません。
しかしながら、「まだ元気だから賃貸マンションを探したい」というのもどうでしょうか?

そもそも、高齢者の一人暮らしの場合、不動産業者さんは賃貸マンションなどを貸したがりませんから、必然的にサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)か老人ホームということになります。最近では、今は元気だからということで、シニア向け賃貸住宅を求める方が増えてきているようです。

ただ気を付けなければならないのは、これから先の3年、5年、10年の間の親御さんの身体状況の変化です。
高齢になると、いずれは要介護認定を受けて、要支援、要介護になる可能性もありますし、
認知症になる可能性も否定できません。その時のサポートはどうするかが大切なポイントとなります。

今や認知症罹患者は600万人を超えており、当社でも御相談者の親御さんが認知症に罹患しているケースは決して少なくありません・・・。

つまり、親御さんに元気に、安全に暮らし続けていただきたいと思えば、早めに老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(以下サ高住)に入居することもひとつの選択肢となります。
理由は、老人ホームやサ高住は常に職員が見守っていること、3食栄養のバランスの取れた食事が提供されること、そして、(施設にもよりますが)アクティビティがあって、あたらしいお友達、趣味が同じ仲間が出来るなど、刺激のある生活が送れるからです。

実際、介護離職リスクを減らすという意味でも、親御さんが早い段階で老人ホームに住み替えるという選択肢がありますし、老人ホームと言っても元気の高齢者が入れる「自立型」というホームもありますので、必ずしもマイナスイメージが付きまとうものでもありません。
肝心なのは、選び方を間違えないことです。

そこ(老人ホーム選び)には、リスクも多々ありますから、老人ホーム検索サイトに頼るのではなく、信頼できる専門家に相談することが一番です。
まずは、早い段階から「親がこれからどこで誰とどう暮らしたいか」を早めに相談し、
親子ともにリスクヘッジをしておきましょう。
親のことが漠然と不安ということでも大丈夫です。
「オヤノコト」®相談室にお気軽にご相談ください。

親御さんが「一人暮らしは気が楽だし大丈夫」と言っても鵜呑みにしてはいけません。
子どもに心配や迷惑をかけたくないと思って発している言葉であることも多いからです。

親のこと、老後のことご家庭の相続についてのご相談をお受けします。下記ページから「オヤノコト」相談室までお気軽にご連絡ください。

みんなで考える「そろそろ親のこと、自分のこと・・・」

「オヤノコト」相談サービス(無料)

例えば、「離れて暮らしている高齢の親のことが心配」「親の住まいはどうする?」という問題を解決しようとすると、「自分の親に適したサービスは?」「お金の準備は?」「空き家になった実家はどうする?」と、次々に連動した新しいお悩みが出てくるもの。

「オヤノコト」相談サービスでは、各専門の相談員と連携しながら、『全部まとめて』相談をお受けします。出版事業で培ってきた知見とネットワークを生かし、経験豊富な相談員を揃えて皆様のお悩みに向き合います。

漠然とした不安やお困りごとからでも、ご遠慮なくご相談ください。

【相談事例】※親のこと以外(自分自身、親族等)の相談もお気軽にどうぞ

・介護、相続に関する相談
・離れて暮らす親の見守りの方法
・老後の住まい(ホームの相談、紹介)
・老後の資金計画(シミュレーション)
・お墓の建立、引越、墓じまいの方法
※上記以外も何でも相談できます。

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